春だ!田んぼだ!のらのら田んぼエントリー受付中!
ブログご無沙汰しています。Linoworks 仲上美和です。
春分を迎え、お彼岸が過ぎ、スタート感が出てきましたね(スタート遅すぎ…?)。
過去の自然記録と照らし合わせながら、今年は春の訪れが遅いなーと確認しているのですが、それでも着実に、ツバメも帰ってきて(3月14日@兵庫県三木市にして初認)、野鳥がにぎやかにさえずり、木の花も野の花も次々に咲き、日に日に増す春の兆しに出会うのが最近の歓びです。
一方で、世界情勢に目を向けると、なにもできない無力感や、偏りがちな流れへの窮屈さに、胸が締め付けられる思い…
それでも、というか、だからこそ、というか、
まずは、今ここに立って、自分が感じていることや気になるほうに、しっかりと心身でひらいていることは大切だなと感じずにはいられません。
みなさまは、なにを感じながらお過ごしでしょうか?
さてさて。
今年も「みんなでつくる 田んぼの楽校のらのら2022」始めます!
みんなで最初に集まるのはまだ先、6月4日田植えからですが、自然はスピードアップして変わってゆく季節。ぼちぼちと、田んぼ周りの整備やら、種まきの準備やらを始めています。(春の田んぼ仕事に関心ある方は、お早めにエントリーしていただければ、4ー5月の作業のご案内もします!)
“のらのら”で使っている田んぼは、山際にある棚田の一番上。8年前まで休耕田でした。
こんな感じ…
休耕田とはいえ農地なので、草刈りは時々していたのですが、温暖な地域の棚田は、人の手が入らなくなると、あっという間に山に還ってしまいます。
それはそれで自然の摂理なんだけれど、
1つの田んぼという環境がなくなるということは
田んぼがあったからこそ成り立っていた生態系がなくなり
田んぼがあったから生息できた生きものがいなくなり
田んぼがあったから続いていた人の習慣も文化も知恵も感性も、いずれ消えていく、ということでもあります。
なくなるときは、ひっそりと静かに消えてゆくものだし
そこに関心を寄せていなければ消える兆候にも、消えたことにも、気づかれないかもしれません。。
「田んぼの楽校のらのら」は
田んぼのあれこれを教える(教わる)学校というよりは、
田んぼ仕事をしながら、まわりの生きものの様子、土や水の手ざわり、自然の移り変わり、人の身体の動かし方、昔ながらのシンプルな道具の活用など、田んぼがあるからこそ!できる心身を使った体験で遊ぶぞっ!という感じの場。
教わりたい方には教えますが、聞いたことよりも、自分で体感したことのほうが心身に残ると思います。
田んぼを真ん中に置くと、こんなふうな自然になるんだ、とか、こんなふうに人ははたらくのだ、とか、その場ならではの空気やリズム、つながりを味わいにぜひ。(もちろん、単純に、自分で育てた米を食べたい!とかも大歓迎❤︎)
自然は毎年変わるので、何年も続けているベテランさんもいらっしゃる一方で、
初めての方も、おとなもこどもも、いらっしゃいます。
関心ごとも、体力も、集中力も、それぞれ異なるし、みんなマイペースだけれど、それでもちゃんと、やるべき田んぼ仕事は助け合ってやっていますよ。
お一人おひとり、それぞれ異なる「田んぼ体験」を楽しみに、ぜひお越しください。
スケジュールや、交通手段など、ネックになっていること、気になることがありましたら、どうぞ遠慮なくお問合せください。ご一緒できるようアレンジも試みたいと思っています。
今年こそ田んぼを!というお気持ちのタイミング合う方と、ご一緒できますように。お待ちしております!
詳細・お申込みはこちらからお願いします❤︎
↓ ↓
https://lino-works.net/noranora2022entry/