Linoworks の しごと

環境教育事務所Linoworks は、インタープリター&ファシリテーターの仲上美和の個人事務所です。

“インタープリテーション“と呼ばれる教育的なコミュニケーション手法を専門に、まなびの場づくり・人づくりに関心を持って活動しています。自然体験活動や環境教育事業の企画実践の他、インタープリテーション活動の普及&質向上と、インタープリターひとりひとりのサポートを目指す、インタープリテーション・コンサルティングを事業の基軸にしています。

ひととしぜん、ひととひとの、よりよい関係づくりを“つなぎ手”として担う現場のインタープリター(ガイドさんなど)の養成&支援、個人または団体のインタープリテーション活動のコンサルティング、施設や団体、地域にインタープリテーションを導入するお手伝いなど、ご相談くださいませ。

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●Linoworks の しごと

下記①〜⑥に関することに取り組んでいます。・・・

① 自然体験活動・環境教育事業の企画運営

こどもからおとなまで、自然と出会う・関わる自然体験プログラム、地域の自然や文化、地球環境について学び考える環境教育プログラムを提供しています。その季節、その地域ならではの自然や文化、人などの“資源”を大切に、そしてなにより、参加者がみずから体験・発見する関わりを大切に、自然と人のよりよい関係をはぐくむ場を企画運営します。

一般の団体さん、親子グループ、公園管理者、学校団体、幼稚園、保育園、企業のCSR活動等、担当者様とご相談して、それぞれの対象者にふさわしいプログラムをご提案しています。

しぜんあそび、いきもの観察、環境学習、クラフト、ハイキング、キャンプ、 etc.
野外はもちろん屋内でのプログラムも対応可です。
「○○を対象に、◎◎をテーマに、プログラムをやってほしい」
「こんな場所を活動に使えませんか?」
「地域の資源をもっと生かしたいけどどうすればいいの?」等々、まずはご相談くださいませ。

② ひととしぜん、ひとと文化、ひととひと、異なるものをつなぐインタープリター養成

「地域の自然や文化を守りたい!伝えたい!共に活動する仲間を増やしたい!」
・・・ひとと自然・文化をつなぐ“ひと”を必要とされているとき、どうぞご相談ください。
Linoworks では、米国国立公園での普及啓発事業等に活かされる教育的なコミュニケーション手法「インタープリテーション」を土台に、地域の自然・文化の案内人(エコツアーガイド等)、自然体験活動指導者、環境教育リーダーを養成する実践的な研修を企画運営しています。
それぞれの地域・団体様の状況やご希望に沿って、それぞれのフィールドと人材に最適な研修プログラムをデザインいたします。短期間のものから、長期的なOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)形式の研修まで対応します。

③ 個人、または公園・施設・団体・地域などの拠点での普及啓発事業におけるインタープリテーション・コンサルティング

インタープリテーションは、単発のイベントやプログラムの企画運営に活かされるだけではなく、地域や公園フィールド、プロジェクト全体の“伝えるべきメッセージ”を明確にし、誰に、なにを、どうやって伝えていくか?までを考え尽くす、包括的なコミュニケーション・デザインにも活用されます。
“伝える”活動を必要とされる場に関わるみなさまへ、インタープリテーションを導入するサポートをいたします。外部から一方的に企画提案するというよりも、その場に関わる方々みずからのプロジェクト参画をバックアップします。

④インタープリターのサポート・支援(コンサルティング&カウンセリング)

全国各地で“つなぎ手”として活躍されるインタープリター、ガイド、リーダー、コーディネーターひとりひとりを、事業のコンサルティングと、内面をサポートするカウンセリングで応援します。個人セッション、または、グループセッションが可能です。

インタープリターは「自分を知る」ことが大切と言われつつも、参加者や資源の理解、解説技術の習得ほどには、“自分”のためには手間をかけられないのが現状(現場はとても忙しかったり、相談できる人が近くにいなかったりということもあり…)。インタープリターの“心”の部分のトレーニングやサポートのための時間や場、ワークを、もっときちんと考えていくことにLinoworks は関心があります。インタープリテーション活動は、外にひらかれたクリエイティブな活動だからこそ、それをおこなう個人のメンテナンスが不可欠です。時には、ひとりではなかなか突破できない壁もあるでしょう。必要あらば、人生相談も承ります。(Linoworksナカガミは、心理カウンセリングのトレーニングを過去に積んでいます。)

⑤ インタープリテーション及びインタープリターに関する研究、共に育ち合う場づくり等

日本国内にインタープリテーションが広まると社会はもっと楽しくゆたかになるのに!と信じています。インタープリテーションの普及と質の向上のために、私たちインタープリター自身の学びのためにも、インタープリテーションの役割や価値について研究をしています。そして、インタープリターたちが集う交流の場、共に育ち合うための学びの機会もつくっていきます。

>>> 関西インタープリター・ミーティング Facebookページ

⑥その他いろいろ
ワークショップやプロジェクト会議のファシリテーション、社内のコミュニケーション研修、インタビュー&執筆、通訳翻訳(英語⇔日本語)、イベントの企画コーディネーション、各種フォーラムのバックアップなど、いただいたご縁で新しいコトにもチャレンジさせていただいています。フリーランスという立場を生かし、心の向くことに自由に取り組んでいきたいと思っています。お声がけいただけると嬉しいです。

●Linoworks が大切にしていること

◎地域性を大切にします。
∞ そこにしかない自然や文化、そこにいる人々に関心を持ち、生かし尽くすことを第一とします。

◎多様性を大切にします。
∞ 異なる立場、視点、価値観、、それらの関係性から立ち上がる新たな”道”を模索します。

◎個人を大切にします。
∞ 社会的な活動のなかでは、しばしば後回しにされる個々の想いや違いなど。個のちからを信じ、ひとりひとりに向き合うことから私自身も学びます。

◎体験を大切にします。
∞ 体験を通じた学びが、身体に記憶され、心を動かすと信じています。

◎自然の声に耳を澄まします。
∞ 地球は私たち人の師。私たち人を生かしてくれる自然の声を尊重します。


「Lino」の名前にこめた思い

「Lino」は、ハワイの言葉で「編む」「結う」「光り輝く」などを意味するそうです。

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インタープリテーションは「伝える技術」とよく言われますが、上手に話すことでも単なる情報の伝達でもありません。インタープリターが担う役割には、編む役割、結ぶ役割、光を当てる役割をも含んでいると思っています。

いま、自分で、伝えるべき大切な価値を見出し、光を当て、それらの価値と相手との関係がよりよいものになるようにと祈りを込めて、“体験”という形にして伝えていく…そんな「つなぎ手」としての役目を社会の中で担うこと、担う人々を応援することを目指します。

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また、Linoはイタリア語では「リネン(亜麻)」を意味します。

天然素材で、シンプルで、丈夫で、神聖なものでもあり、使い込むほどに馴染むけれど決して重く同化しない、そんなリネンのような清々しい手触りのある存在でありたい!との願いをこめて。

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