のらのら田んぼ 夏!(草取り〜出穂)
お盆が過ぎ、真夏の暑さが落ち着きましたね。
ブログでは毎度お久しぶりです。Linoworks 仲上美和です。
私が暮らす兵庫県では、ミンミンゼミとツクツクボウシが主役となって賑やかに鳴いていて、あー夏が終わるのだなぁ…と感じます。夏の代名詞のようなミンミンゼミですが、本当に暑い時期は、あんまり鳴かないのですよね。(そして、空梅雨だった今年は、セミが少ない!)
毎年恒例となっている「田んぼの楽校のらのら2022」
前回のブログでは、種まき〜田植えの様子をご紹介しました。
今回はその後の様子を。
水面が見えていた田植えの時から2ヶ月で一変!今や、田んぼ一面わさわさと稲で覆われています。
先週8月23日に、のらのら田んぼには稲の花が咲きました。
ほぼ例年どおりのタイミングでの開花&出穂。
稲の草からニョキっと穂が出る様子は、まるで小さなトウモロコシのようだなぁといつも思います。トウモロコシもイネ科なので、当たり前なんですけどね。
少し時間を戻しまして。
田植え後、6月〜7月半ばまでは、草取りシーズンでした。
地味な作業で、暑くって、本当に大変!だけれども、ここでの丁寧な草取り作業は、稲に栄養を送るとともに、稲が健やかに生長するように田んぼを整える、かかせない野良仕事です。
ベテランさんは、もう慣れたもので、黙々と草取りを進め、時には、田車と呼ばれる除草機を使ってガンガン草取りしていきます。
初めての方は、最初はおっかなびっくり。
まだ小さな稲は頼りないし、草を取れと言われても、何をどんなふうに取ればいいかわからないし、当然ですよね。
人が稲間を歩くだけでも、それなりに草取り効果はあるのですが、稲は守りつつ、見えないほど小さい草も見落とさずに取り、取った草を土中に戻すときには、泥の中で眠る他の種子を起こさないようにして… と、実は草取り、かなり奥深いです。私も、何年も試行錯誤して、やっと分かることが多いです。
なにはともあれ、みんなで汗だくになりながらも、泥の中に手足を入れて、カエルや虫に驚き、わーわー言いながら草取りする時間、私は大好きなのです。
そして。
7月半ばまで草取りして、夏土用の前には、イノシシ除けのための電気柵を設置しました。今年も、至るところに出来上がっているケモノ道に、盛大に掘り返されている畦道や斜面、、どうか田んぼには入って来ないでーー!
今年ののらのら田んぼの稲刈りは10月15日-16日の予定です。
今年も無事にみんなでハレの収穫日を迎えられますように。
稲刈りだけでもやりたいぞっという方は、どうぞお知らせください。
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