2017-06-25

今年もStart!田んぼの楽校のらのら

やっと、梅雨らしい空模様になってきましたね。
日本各地、急な大雨になりすぎず、恵みの雨となっていることを祈るばかりです。

梅雨を彩る花、ホタルブクロ咲きました。

すっかりブログでの報告を忘れておりましたが・・・
Linoworksの「田んぼの楽校のらのら」今年も始まっています!

田植えから収穫、食べるところまで、
田んぼ仕事の一連の流れを体験する「田んぼの楽校のらのら」。

もちろん今年も、
無農薬無施肥で、
できるだけ、昔ながらの手仕事で、
初めての人も、経験のある人も、
子どもも、おとなも、
ゆるりと集まって、わいわいとやっています。

毎日食べているお米について、
頭だけで知っているつもりにならずに。
他人に任せっきり、頼りっきりにせずに。

「のらのら」で大切にしているのは、
まずは、田んぼの半年間を、その自然の様子を、
じっくりゆっくり、じぶんで体験してみること。

田んぼをとりまく自然は、毎年異なるので、
今年は、ひとりひとりにとって、どんな体験になるのか??
ワクワクドキドキな一年のスタートです!

6月10日。
梅雨入りしたとは思えないピーカンの晴れ空の下、
のらのら田んぼの田植えをしました。

今年は、田んぼに水が上手く貯まらず、田植え前日まで、私はハラハラドキドキ。。

水が抜けた後のぬかるみには、アライグマの足跡も…

のらのら田んぼのある集落では、
今年、アライグマが苗代の種籾をほじくってしまう被害が続出していました。
いやぁ毎年ほんとにいろんなことが起きますなー。

 

のらのら田植えは、もちろん手植えです。

こんな田植え枠を使って、できるだけまっすぐに植えていきます。

手植えするための稲苗は、先に取って、束にしておきます。

 

こうすることで、植えるときに、サッサとリズムよく植えられて楽ちん!
(理屈上は…。最初は、身体の動かし方に無駄があるから疲れます。)

今年、3人いた子どもたちは、
案の定、田植えにはすぐに飽きてしまいましたが、、
トンボやカエルを追いかけておりました。
そして、途中からは、
田植えするおとなたちに苗束を投げて届ける、優秀な「苗ボーイ」として活躍してくれました。

例年よりも、のーんびり田植えをした気分だったけれど、
予定どおり、半日で田植え終了!

田植えの前日は、満月でした〜。

どうか無事にゆたかに育ちますように!

———————

・・・それから2週間後。

6月24日は、1回目の草取りDay。

田植えから2週間、ほっとんど雨が降らず、
水は足りないし、小さな苗たちは暑さでぐったり…
心配で心配でなりませんでした。

「草をみずして草をとる」

という言葉があります。

1回目におこなう草取りでは、
草は、まだ目にみえないほど小さいけれど、
これを取るのが大事だよ、というような意味合い。

そう。
今の時期、ふつうなら、
草はそんなに大きくなくって目立たないはず。

けれども、、、

見えてますがなーー!!

天気が良すぎて、
田んぼの水が少なくなってしまっていたのと、おひさまパワーで、
草の勢いがすごい!

これを、みんなでせっせと取ります。

はいつくばって、草を取るメンバーたちと、
草取りの優れた道具「田車」を押すメンバーと。

暑いなかの草取りは、本当に大変。

今の時代には、除草剤が普及しているので、
この時期、草が生えている田んぼを、ほとんど見かけないでしょう?
昔のように草取りをするお百姓さんは本当に減りました。

でも、私は、この草取りが結構好き。

稲も、他の草も、田んぼの中の生きものたちも、
もっともパワフルに活動する夏至の頃、
同じ空間に身を置けるのはシアワセなことだなーと思います。

ホウネンエビ。つぶらな目がかわいい!

そして、
無農薬無施肥でお米づくりをする田んぼにとって、
草取り作業は、除草すること以上の意味があります。

それは、
稲株の間を歩くことで、
稲の根っこに空気や栄養を送りこむことができるから。

今回も、のらのらメンバーのみなさんと、
草取りしながら、田んぼをくまなく歩くことができました。
稲たちが元気になるといいなー。

 

次回の「のらのら」は、7月16日(土)草取りDay。

ちょっと田んぼに遊びに行ってみたいなーという、
単発参加の方もWelcome!
畦道ではいろいろ虫たちも元気です。

「田んぼの楽校のらのら2017」詳しくはこちら>>

 

関連記事