2021-12-20

失敗を、ふりかえる

ほぼ1ヶ月ぶりのブログ更新…

こんにちは、Linoworks インタープリターみわです。

12月も半ば、冬の寒さと、師走感が深まりましたね。雪の季節に突入された地域も多いことでしょう。

 

少し前のことですが、お仕事の現場にて、ワタシやっちゃったな…という失敗があったので、自戒を込めて書き留めておこうとPCに向かっています。

先日担当した自然体験プログラムの現場にて、私は、普段なら絶対にしないような初歩的なミスを繰り返したのでした。

 

たとえば…

・場の立ち上げに手を抜く。

・参加者の顔を見ずに話す。

・言葉に言葉を重ねる(1つのことを伝え終える前に、別の話にうつる)、という落ち着きのない話し方をする。

 

そんな不甲斐ない私だったので、
クライアント側のスタッフさんもおかしな動きをされて、余計に場が混乱するという…
大変申し訳ない状況でした。

 

参加された子どもたちや親御さんたちは、特に困っているという雰囲気ではなく、楽しそうに過ごされていましたが、
それはたぶん、工作が楽しく、成果物も手に入ったから。

なんだかおかしいな、ちょっと居心地よくないなと、場の乱れをうっすら感じられていたことは確かでしょう。

 

インタープリターとして長年活動し、
日常的に人前に立ち、場をホールドしつつ運営する私ですが、
いつでも成功!というわけではないのですよね。人間だもの…。

 

失敗は日常茶飯事。
うまくいったときも、いかなかったときも、「ふりかえり」をおこなうことを習慣にしています。

 

「ふりかえり」は反省とは少し異なり、
起こったことを思い起こし、受け止め、必要に応じて検証や対策をし、次への学びにつなげること。

 

仲間がいてくれる場合は、一緒に、フィードバックいただきながら。
一人でも、ひとりふりかえり、やるのです。

 

今回の敗因は、
私が、日常の気がかりなことと、イライラ等の感情の昂りに無自覚なまま、現場に立ってしまったこと。

 

心ここに在らず、だったのですよね。一言で言ってしまえば。

 

ちゃんと目の前の人たちに集中していなかった。

 

その空間と時間を一番に考えていなかった。

 

穴があったら入りたい、、恥ずかしい素人のような敗因。

改めて。
基本は大事だよーと胸に刻みました。

 

私は、プログラム運営にしろ、研修会の運営にしろ、プレゼンにしろ、
内容の難易度とか、時間の長短とかに関わらず、
必ず、事前に、ねらいや流れを「書いて」シミュレーションするようにしています。

 

たいてい手書きで。

 

必ず、と言いましたが、実は最近はサボり気味だったのです…。

 

簡単なプログラムの場合、
慣れているから、頭で考えているから、大丈夫って、どこかで思っていたのですよ。

 

慣れ、ほど怖いものはないですよね。

 

やっぱり、書く習慣は大事、と思いました。

 

事前の準備のときも。
終わったあとのふりかえりも。
ちゃんと、ちゃんと、書いて、
今ここに自分を持ってきて、考えようと思いました。

コクヨの方眼スケッチブックを愛用。内側には、フリーマン・チルデンのIPの原則(4)をメモ(恩師の真似)。

この仕事を始めたときからフィールドノートを持ち歩くのは習慣で、その日フィールドでみた自然記録、ふと気になった言葉、思いつきのアイデア、スケッチ、日記的なつぶやき等、なんでも書き留めてきました。

 

それは、恩師がやっていたことでもあって、その姿勢を私は真似てきたのです。

 

でも、残念なことに、
昔の私のほうが、圧倒的にたくさん、細かく、書いているんですよね…。

 

本当に、最近サボっていた。

iPhoneで写真撮って終わり、ということがなんと多いことか!!

 

今ここ、目の前の人たちに、全力を尽くせるように、ちゃんとみていられるように、
事前にできることはしっかりとして、自分を整えておこうと思います。

 

ベテランのみなさん、初心忘れず、お互いがんばろうね。

研修生時代から書き溜めているフィールドノートの山の一部。ボロボロ、薄汚れて、カビ臭いものも。。
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