「農村にしごと唄ワークショップ」参加受付開始しました
イラスト©かとうたえこ
かねてより準備を進めていました新企画「農村にしごと唄ワークショップ」本日詳細をupしました。
農村にしごと唄ワークショップ参加者募集中! 詳細はこちら▷▷▷
自然とともに生きるしごとの現場で唄われていた民謡、仕事唄。
農村を舞台にした映画にて、老若男女がリズミカルに”田植え唄”で作業したり、酒蔵の杜氏らが唄いながら樽をかき回したりする風景をご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。
機械化、効率化が進み、自然への関わり方や関わる人々が減った仕事場では、唄が必要なくなり、次第に忘れられていきました。
現在、仕事唄のほとんどは、各地域に断片的に残っているのみ。
しかも、それらは、自然の現場で唄われる、庶民のものではなくなり、屋内の舞台などで芸能として“鑑賞”されるものになりました。
そう。演奏する人は、”しごと”を実際に体験したわけではないのに、です。
「しごと」と「唄」と、それらを切り離すことなく、どちらも同時に体験してみたい。昔は当たり前だった、農村に唄がある風景をみなさんと創って、味わってみたい。・・・そんな私の素朴な希望を企画にしてみました。
「農村にしごと唄ワークショップ」は、
昔ながらの農体験と、しごと唄の斉唱&演奏&創作をコラボさせた実験的なワークショップです。
会場は、兵庫県三木市、中山間地域のとある集落。私の生まれ故郷です。
三木市は神戸市のベッドタウンでもあり、さほど山奥ではないのですが、
会場とする地域は市の辺境に位置し、小学校も廃校、公共交通網も限られ、決して便利な地域ではありません。
でも、かつて”小川谷”と呼ばれた、この辺境の、細い谷間の村は、
”市内でもっとも古い芸能が盛んだった地域” だそうです。
(でも、記録に残っているのみで、現存はしていません。)
今やパッとしない過疎化の進んだ集落に、実は大昔、芸能をたしなむ度量があった!
(今はもう消滅したけど。)
と想像すると、ひょんなご縁で、しごと唄をこの集落に持ち帰れることが不思議でなりません。
そんな土地に、いま私はいます。
農村と民謡の今とこれから、そして、それらの関わり合いをのんびりじっくり探りましょう。
関心とタイミングが合う方々と、農村でのひとときをご一緒することを楽しみにお待ちしています。
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