さとやまスケッチ・ワークショップ2017開催しました。
今年の夏はあっつい!!
と、暑さに負けてる感のあった8月最初の週末に、
「さとやまスケッチ・ワークショップ2017」開催しました。
このワークショップの言い出しっぺは、
主催のわたしと、
東京にて作家活動をされている牧野光代さん。
たとえ、誰も来なくっても、じぶんたちだけでもやりたいことやろう〜!と、昨年に初めて開催。
その時間があまりに濃密でおもしろくって!!
今年も、するっと開催です。
ありがたくも、昨年も今年も来てくださる方々多数(感涙!)
絵を描くのが上手になるための絵画教室ではなくて、
絵というステキな自由な手段によって、
じぶんを含めた人としぜんに深ーく出会うための場。
今年は、いったいどんな新たな出会いがあるのか?
とってもとっても楽しみでした。
東京からいらっしゃる方々は、会場に前日入り。
出かけた先の温泉では、きれいな夕焼けに出会えました。
会場となる古民家の玄関先にいたツバメたちは、ワークショップ2日目の早朝に巣立ってゆきました。
巣立つ前に、みなさんにみていただけて、よかった。
で。
今年はほんとにあっつい!!
ということで、
日中は、みんなクーラーのある部屋にギュッと集まって過ごすはめに…。
古民家なので、広い座敷部屋はたくさんあるのですが、今年の暑さはきびしすぎた(涙)
ゲスト講師の牧野さん。
スケッチに出かける前に、絵を描くウォーミングアップをすこし。
テクニック的なことは、最初の段階ではほとんど教わりません。
牧野さんの姿勢からは、
絵という手段が、いかに自由で、いかに人それぞれの良さがあるか、そんな絵の魅力が伝わってきます。
スケッチブック、みんなでよってたかって、コンテと鉛筆の試し描き。
ただただ自由に描いただけなのに、
なんだかステキな作品に仕上がっていました!
スケッチには、ひとりの計画や思惑を超えた、
その場でしか起こり得ない一期一会な出会いもあるのですね。
午前中は、暑いけど、がんばって外にお出かけ。
こんな風景のところが、最初のスケッチ場所。
1枚のスケッチを、1時間ちょっとで。
みんなと一緒にいるけれど、
スケッチするときだけは、
じぶんと、目の前の被写体と、スケッチブックに没頭します。
全身全霊で、ひとりで向き合う。
つい熱中して、水分補給も忘れちゃうくらいに・・・。
真剣なまなざし。かっこいい!!
1日目のおひるごはんは、瀬戸内ならでは!たこ飯にしたよ〜。
真剣にスケッチすると、本当におなかがすくのです。
午後も、もう1枚、スケッチします。
昨年は、田んぼに出かけたのですが、
今年はやっぱり暑すぎるので、、
いつでも避難できるように、古民家のまわりにて。
ふだん、ここに暮らしている私にとっては、
あまりにも見慣れた風景なのですが、
みんな、それぞれ、描きたい風景を見つけてくれます。
それが、とてもありがたくって、うれしい。
ひとりスケッチの時間を経て、
最後は、絵を見せ合いっこして、牧野さんによる講評タイム。
牧野さんの、的確で、愛あるコメントの数々に、
それぞれの絵の魅力にどんどん引き込まれていきます。
みんなの絵をみていると、
上手いか下手かって、
本当に、とるに取らない、狭いモノサシでしかないなって思う。
それぞれ、ハッとさせられる魅力があって。
じぶんと全然違うことに、驚かされたり、悔しくなったり、うれしくなったり。
描こうと感じられる世界も、
絵をつうじてみえてくる世界も、
本当に、美しいなって、あらためて気づかされる。
そして。
私にとっては、毎日見慣れた、日常でしかない
田んぼと山に囲まれた小さな田舎が、
はるばるいらしてくださったみんなの絵と感性をとおして、
キラキラと新しい一面をみせてくれるのが、
本当にありがたくって!
いいところだねー
と、みんなが言ってくれるのは、
お世辞でもなんでもないのだと、
みんなの絵をみていると信じられるのです。
みんなでスケッチした里山の夏の風景が、
おひとりお一人の心の中に残ってゆくといいなーと願っています。
わたし自身は絵が苦手なくせに、
このスケッチ・ワークショップをやりたくなっちゃうのは
おかしいことだなぁと思うのですが、
じぶんひとりでは出会えない風景や感性があるから、
やっぱりまたやってみたくなっちゃうと思います。
スケッチの魅力は、深いです。
また来年、できるかな。
できるといいなー。
ご一緒に楽しんでいただける方、ぜひぜひに。