2019-02-04

写真でみる!「さとやまスケッチ・ワークショップ2018」

「田んぼの楽校のらのら2018」に続きまして、写真でみる!ワークショップ記録 第2弾。

なんとか旧暦新年を迎える前に、、
2018年8月4日-5日に開催しました「さとやまスケッチ・ワークショップ2018」もふりかえります。

ほぼ写真を並べただけの記録なので、このワークショップを初めて知る方には、なんのこっちゃ、、だと思います。どうかお許しを。(ほぼ自分の記録のために書いています。)

*過去の報告ブログのほうがだんぜん詳しいので、よろしければご覧ください。
「さとやまスケッチ・ワークショップ2017」報告はこちら。
「さとやまスケッチ・ワークショップ2016」報告はこちら。

それでもやっぱり、
さらっとでも、ステキな時間をふりかえるのっていいですね。夏のゆたかな時間の感触が、写真をみるだけでジーンとよみがえってきました。

「さとやまスケッチ・ワークショップ」は、2016年から始めて、2018年で3年目。あっつい8月に里山の風景と古民家を舞台に開催してきました。

このワークショップ企画の言い出しっぺ仲間であり、ゲスト講師でもある牧野光代さんを東京奥多摩のアトリエよりお招きして、みんなでスケッチ三昧の2日間を過ごしています。

スケッチをつうじて、里山のしぜんと「じぶん」と対話する自由な一人孤独な時間と、そんな一人ひとりの感性をシェアする仲間との時間と。
なんとも贅沢な2日間なのです。

さて。
3年目の今年は、おなじみリピーターのメンバーの希望もあり、1日目は里山を離れて、神戸のまちへ遠征しました。

神戸布引ハーブ園へGo! ロープウェイで一気に山を登ります。
ロープウェイから布引の滝を見下ろす。(この写真は5月ロケハン時に撮影)
到着。神戸のまち、大阪湾、その向こうまでを望む。
ハーブだけでなく、林も豊かな場所です。

今年の参加メンバーは、本企画のリピーターさんも多く、ふだんから絵に親しんでいるスケッチ経験者が中心。スケッチに慣れていないのは私くらいでしょうか…。

私以外はこの場所初めてなのですが、到着するやいなや、帰りの時間と集合場所だけ確認したら、すぐに一人になって、スケッチするモードに入ってゆかれていました。

毎年思うけれど、
絵を描く方たちの、場の被写体への好奇心、そして、集中力、すごいです。

気になる場所でスケッチブックをひらきます。
誰かと一緒にいても、ひとり。被写体とじぶんとスケッチに集中。
短時間で集中してたくさん描く!
スケッチ旅の道具は、鉛筆と筆とスケッチブックとパレットと少しの水。

ひろーい布引ハーブ園では、
各自思いおもいの場所でスケッチしていたので、ほとんど写真撮れず・・・

8月のこの日の夜は、神戸港の花火大会でした。
私たちは早々に里山の古民家に移動。
室内で涼みながら、みんなでこの時のスケッチと体験をシェアしました。

さっきは素通りした場所なのに、その場の魅力にハッとさせられる。
同じものをみていても、見ているものも描き方も一人ひとり全然ちがう。
鉛筆だけのスケッチもあり。
同じ場所にいながら、遠くの風景全体をみていたり・・・
足元の植物に注目していたり。
みどりも、いろいろ。
牧野さんの講評に、みんな聴き入る。真剣!
牧野さんの視点にはスケッチと人への愛があふれている。
スケッチの本質は、上手か下手かの比較ではないのだと、みんなの絵をみていると自然とわかる。

1日目おわりー!

今回はみんなお泊まりだから、そのまま温泉&夕ごはんへ。
一部メンバーには「スケッチ&湯治の旅」と呼ばれるこのワークショップ。
夏でも温泉、いいよね。

明日に続きます・・・

おはよう!2日目の朝。
早朝ひとりで里山さんぽに出かける人もいたり、朝寝坊する人もいたり。


2日目は、近場の里山にてスケッチです。

暑いので、場所を変えながら、短時間で集中してたくさん描く!チャレンジ!

テーマは「道を描く」。少しの日陰の中で、向かい側の風景を描く。
場所を移動して、また描く。
若者たち。このWS、10代から80代までという驚くべき年齢の多様さ。
おしゃべりはほとんどしない。被写体とスケッチに孤独に向き合う。
見慣れたはずの風景も、スケッチをつうじて異なる顔をみせてくれる。
愛おしい。
なぜか惹かれるものがあって、スケッチする。被写体との出会いも人それぞれ。
光も描かれる。
スケッチブック全体に描く必要もない。
同じ場所にいても、惹かれるものは全然ちがう。
スケッチには、テクニック以前に、その人の存在そのものがあらわれる。
現場で描けなかったことを、描き足してみるチャレンジも。
スケッチをみると、描き手の姿が思い出されるから不思議。
みどりがとても印象的。
スケッチ経験あってもなくても、感性のままにチャレンジするちからは、誰にでもある。

私にとっては見慣れた里山の風景が、みんなの目とスケッチをつうじて、みたこともない姿をみせてくれる。

スケッチは、描くものと人との対話。
おのずと、その人の感性や存在感もあふれてきます。

それが、うまく言葉にできないほど感動的で、嬉しくて、
私はこのスケッチ・ワークショップを続けずにはいられないんだろうなぁと、毎回思います。

2018年、ご一緒してくださったみなさま、心よりありがとうございます!

スケッチは一人でもできるけれど、じぶん以外の誰かと、互いに世界を共有する楽しみが、このスケッチ・ワークショップにはあります。

次回2019年は、暑すぎる夏じゃなくって、春〜初夏あたりに開催できるといいねーと牧野さんと話しているところ。
開催決まり次第、ご案内します。

スケッチをつうじて、新たなみなさんとお会いできることを楽しみにしています。

みんなお帰りになって、やっと静かに。やっと庭でくつろげるね。
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