今年もやります!さとやまスケッチ・ワークショップ2017
こんにちは。仲上美和 @ Lino works です。
日に日に新緑が濃くなっていく季節ですね。この、春から夏に向かう時が私は大好きです。
今年夏の、Linoworks 企画のワークショップをもうひとつ、ご案内をウェブに掲載しました。
8月5日(土)・6日(日)開催 さとやまスケッチ・ワークショップ2017
昨年度に「さとやま水彩画の楽校」として初めて開催しました。
その場で、みんなと味わった体験がとってもゆたかで、ゲスト・アーティストの牧野さんにお願いして、また今年も開催する運びとなりました!わーい!
スケッチは一人でもできるけれど、
みんなで同じ場に集まって、でもスケッチする時間はたったひとりで集中して、あとでみんなで絵を持ち寄る・・・
そこで味わえる体験は、ひとりでは絶対に創れないものでした。
企画していながら、実は私、絵に関しては素人でとっても苦手…
その私が、なぜ「絵を描く」ワークショップを企画するんだろうなぁと、我ながら不思議でした。
なぜ、私は描けもしないのに、絵を描くことに惹かれるのか??
牧野さんに、「絵は誰にでも描けるよー」と言われても、
いやいや、普通の人には描けても私には描けないでしょ…と、心の中でひそかに否定してるくらい。
とにかく、私は、絵を描くことからはかなり縁遠い人です。
この「さとやまスケッチ・ワークショップ」は、
そんな私だからこそ企画できる
「絵は苦手・でも惹かれる」人のためのワークショップ。
上手に仕上げることを目指すのではなく、
なんだか惹かれてやまない “描くプロセス” を、
みずから、みんなで、体験してみる場です。
昨年、みんなと野外でスケッチしてみて、
私の描く絵は、やっぱり決して上手ではなかったけれど、
「私にしか描けない、かけがえのない絵」でした。(わたし絵描けているやんか!)
みんなの描く絵も、それぞれ、その人にしか描けないステキな絵でした。
私にとっては見慣れているはずの里山の風景が、
みんなの目と絵を介してみると、異なる魅力を放ってみえる。
なんだかもう、ウルウルしてしまうくらいに、嬉しかったです。
そんな昨年のワークショップを経て・・・
絵のことは未だによくわからないけれど、
目の前の風景や人、ものに向き合って描く「スケッチ」は、
誰にでもできる、と信じられるようになりました。
目の前の風景や人、ものに向き合って描く「スケッチ」は、
目の前のものとの “対話” であり、
目の前の相手と、じぶんと、真剣にやりとりしながら進んでいくのが、スケッチ。
多少の技術や熟練度、センスの差はあるのかもしれないけれど、
真剣な対話のやりとりに、たった一つの正解があるわけでもなく、
上手く描いてやろう、という下心(?)なんて立ち入る隙もなく、
ただただ、スケッチブックを介して、目の前のものとやりとりをすることで、
そのやりとりからしか生まれない「作品」ができあがってゆく。
その「作品」との出会いは、
じぶんの意図や想像を超えた、思いがけないものだったりします。
じぶんでは、なぜそのように描いたのかわからなくても、
まわりの他人からみると、その人にしか描けない絵だなーとわかる。
じぶんにはみえなくても、まわりの人にはみえるものがあるのも不思議です。
絵の苦手な私が、絵に惹かれてやまないのは、
そんな、被写体と絵と描く人との対話の痕跡が、絵の中に生きているからかもしれません。
もちろん、絵が苦手という方に限らず、絵が好きで得意!という方も大歓迎!
描く時間はひとり集中時間なので、誰に合わせるでもなく、邪魔されることもなく、ご自身のペースでいられます。
ふだん、こどもからプロ志望の方までの絵画指導をされている牧野さんも、それぞれの経験や期待に合わせてサポートしてくださります。
夏の里山で過ごしながら、しぜんと絵とじぶんに向き合いに、ぜひぜひおいでくださいませ。
ご一緒できることを心より楽しみにお待ちしています。